昨日、2017年10月12日開催の第二次草壁塾十月に参加しました。
内容は下記になります。

第二十九回 石川啄木の継承としての五行歌
第三十 回 自由詩人、八木重吉と山村暮鳥
第三十一回 芭蕉という人
第三十二回 芭蕉、紀行期に入る

概要としては草壁焔太主宰が詩歌の道へ進んだのは幼少の頃、お父さんがほろっと呟いた石川啄木の歌を耳にし、とても感動して、「五七五七七」の短歌について教わり、幼心に歌作りへの憧れの思いを抱いたのがきっかけだったというエピソードから言葉の呼吸に対する感覚や間についての個性の違いについて考えるようになり、伝統的な和歌より自然な新しい詩歌の形として五行で書く詩歌を五行歌として理論づけたことの詳しい解説の後、明治時代の自由詩人の八木重吉と山村暮鳥の短詩の作品にふれ、東洋的な静かな詩境について学びました。その後、海外でも理解される江戸時代の文学である俳諧で有名な俳人、松尾芭蕉が「湖月抄」を著わした北村季吟の門下であったことやその頃、連歌や連句が流行っていた中で芭蕉は擬漢詩体を書くようになった経緯を経て、紀行文を書くことに目覚め、「奥の細道」を代表とする紀行文で思いの道を究めていったことについて、年代ごとの俳句を辿りながら、細やかな解説がありました。

「五行歌の会」公式ホームページ 

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